山から運び出された樹は、⾧い時間と手間をかけ、材木へと生まれ変わります。
木は生きものです。人間と同じように一本一本性格が違います。熟練した職人の目で見極め、その樹に合った木取りをしていきます。
木取り・製材した木は時間をかけて乾燥・熟成させ、注文に応じて再び製材し、品質のよい材木製品としてご提供しています。
主にスギ・ヒノキ
その他、サラワ・マツ・モミなどの針葉樹
ケヤキ・キリ・サクラ・イチョウなどの広葉樹
米マツ・ピーラー・米ヒバ・米ツガなど
弊社では多摩産材を主に、多摩西部のお隣埼玉県のスギやヒノキも取り扱っております。
東京西部の森林から生産される木材は「多摩産材」、県境を越えて埼玉県内で生産される木材は「埼玉県産材」と呼ばれていますが、以前は「青梅材」「西川材」などと呼ばれていました。
かつて多摩地域の山林から伐採した木材は筏に組み、秋川、多摩川を、また現在の埼玉県南西部の飯能市・日高市・毛呂山町・越生町あたりで伐採された木材は、荒川支流の入間川、高麗川、越辺川を利用して江戸へ運ばれていました。
現在では東京都に属する青梅市の小曾木と成木地域の木々が、かつては「西川材」に含まれていたこともあることなどから、尾根伝いに広く連なるこの辺りの山林一体は、地層や気候が杉・桧の生育に適した地域としていずれも良材の産地となっています。
多摩地域で生育し、適正に管理された森林から生産された木材を認証・証明する制度です。森林所有者から製材業者までの流通過程が登録した事業者によって行われるため、多摩産材の産地が証明され、認証材には、証明書類が添付されます。
「さいたま県産木材認証制度」は、県内で育ったスギ・ヒノキが県産木材であることを証明して、需要者に供給する制度です。産地及び流通履歴を証明された木材です。
建築資材としての木材の品質や、安全性に優れた規格木材の供給を目的とし、木造建築物等に使用される構造用、造作用、下地用等の製材の規格が国によって定められています。弊社では造作用材及び下地用材について、JAS認証工場の認定を受けております。
木材が持続可能に管理された森林から伐採されたものであることを証明する認証制度である、SGEC認定工場の認証も取得しています。
私どもが提供する無垢「材木製品」は自然素材です。⾧所もあるけれども、欠点もあります。
その両方を受け入れながら使っていただける方へお届けできればと思っております。
木目や色は一枚一枚すべて違います。また、節や杢などの柄が入ります。実物は、見本写真やサンプルとは異なります。
製材の過程で乾燥作業を行いますが、湿度の高い場所での保管等納品後の状況により、再び含水率は上がります。
(調湿効果により、体に優しい素材とされる所以です。)
また湿度環境や使用方法によっては、収縮を起こしたり、反ったり、曲がったり、あるいは膨張します。
膨張・収縮による影響で、表面に割れが生じる場合がございます。ご使用には問題ありませんが、適宜適所となるようご使用ください。
無垢材には柔らかい風合いがありますが、住宅などの内装材に使用した場合、家具の跡やキャスター付き家具のご使用、その他の事象によりキズやへこみなどを生じる場合があります。
また、水などで濡れたまま放置しておきますと腐食の原因になります。乾いた布で拭きとってください。
紫外線や経年変化により、風合い・色合いは変化していきます。